• 海外へお金を持っていく方法

リタイア後は悠々自適に海外移住して暮らしたいと希望するシニア世代が増えています。実際に移住している高齢者も数多く、マレーシアやタイ、ニュージーランドなどを始めとして全世界中に日本人が暮らしています。

海外移住する際にきっちり考えておかなければならないのがお金の問題です。海外にどうやってお金を持っていくか、海外でのお金の管理をどのようにするのかなどを知っておかないと、現地での生活もおぼつきません。

海外生活で用いる通貨は日本の円とは異なります。当然外貨両替の手続きをしないといけません。ところがこの外貨両替の際には、意外と高額な手数料がかかります。この手数料は、為替レートなどをもとにした両替レートによって決まります。

そこで今回は、海外移住する際に必須の知識となる、海外でのお金の管理方法や両替レートの問題、海外送金方法などを解説します。

  • 外貨両替レートとは?

海外にお金を持っていく方法を検討する際、ほとんど必ず円から外貨への両替の問題が起こってきます。外貨両替の際には、その日のレートによって換算されて換金額が決定します。現金で両替する場合もトラベラーズチェックを用いたり海外送金する場合などでもレートによって換算されます。ただし、採用するレートは換金手続き方法によって異なります。

レートは毎日変わるので、いつでも同じレートで両替できるわけではありません。タイミングによって得に両替できることもありますし、損になることもあります。

両替や海外送金は、日本国内のゆうちょ銀行やその他の銀行で出来、大手銀行であればたいてい取り扱っていますが、すべての銀行で外貨両替が出来るわけではありません。

外貨両替のレートは、銀行によって異なります。これは、両替レートは純粋に為替レートだけではなく、銀行の手数料が載せられているからです。

銀行や両替所によって、少しずつ異なる両替レートを採用しているので、同じ日でも利用する金融機関によって多少レートが異なるのです。

以上のような両替の際のレートの問題は、海外移住する際に必須となる外貨両替をする際にはつきものですので、覚えておきましょう。

  • 現金を持っていく

海外にお金を持っていく方法として、現金を持っていく方法があります。日本国内でも両替は可能です。ただ、現金に両替する場合には、高いレートによる手数料がかかってしまうことが多いです。また、移住先の国によっては、日本国内で日本円から直接その通貨に両替が出来ないので、日本国内で円からいったんドルかユーロに両替をした上で、現地に持っていき、現地においてドルまたはユーロのお金をさらに現地通貨に両替しないといけません。この場合には、両替レートにもとづく手数料が2度かかってしまうことになり、非常に高額な手数料をとられてしまいます。自分の行きたい国の通過への両替が日本で出来るのかについては、事前にしっかりチェックしておきましょう。

  • 国際キャッシュカードを利用する

海外にお金を持っていく方法として、国際キャッシュカードを利用する方法があります。国際キャッシュカードとは、日本の銀行等の金融機関口座にあるお金を、直接外国のATMを利用して外国で出金することが出来るタイプのキャッシュカードです。シティバンクや三井住友銀行、新生銀行等大手銀行がこのサービスを提供しています。

国際キャッシュカードを利用する際にも、銀行ごとに異なるレートによって換算された金額で取引することになります。また、銀行によっては出金手数料がかかることにも注意が必要です。たとえばシティバンクの場合には手数料はかかりませんが、みずほ銀行では1回の出金ごとに210円の手数料はかかります。

さらに、国際キャッシュカードを利用出来るのは、海外のATMの中でもプラスマークがついていたり、シーラスマークがついている提携ATMに限られます。国際キャッシュカードを使いたい場合には、自分の移住先に提携ATMがあるかどうかについて、事前にしっかりチェックしておく必要があります。

  • クレジットカードを利用する

海外生活でのお金の管理方法として、クレジットカードの利用も便利でおすすめです。ただ、東南アジアなどの場合、まだまだクレジットカードの普及ができていない地域などもあるのであまり頼りすぎないよう注意が必要です。

クレジットカードを利用する際に、引き落とし口座が日本円の入金されている口座である場合には、レートによって円に換算した金額が引き落とされることになります。

クレジットカードがあると現金をあまり持ち歩かなくて済み、とても便利で安心なので、海外移住する際には、最低限1枚は持っていくのが良いでしょう。

  • 海外送金の方法

海外にお金を持っていく方法として、海外の口座に送金する方法があります。

この方法を海外送金と言います。

海外送金の際にも、海外送金レートによって換算することになります。送金手続きはゆうちょ銀行や各種の銀行で出来ます。

海外送金をしたい場合には、まずは金融機関に海外送金を取り扱っているかどうかを確認しましょう。

利用出来る場合であっても、各金融機関によって海外送金の手続き方法が異なるので、説明を受けながら手続きをすすめます。たとえば事前に口座開設や送金相手先の登録手続きなどが必要な銀行もありますが、そのような手続きが不要な銀行もあります。

また、海外送金する場合には、銀行ごとに異なる送金手数料(両替手数料とは異なる)がかかることにも注意が必要です。

たとえばシティバンクなら1回2000円、ゆうちょ銀行なら2500円ですが、三菱東京UFJ銀行は3500円、三井住友銀行なら4000円、みずほ銀行の場合5500円、りそな銀行だと6000円もかかってしまいます。海外送金する際には、どこの銀行を利用するのが得になるのかよく考えた方が良いでしょう。

今回は、海外にお金を持っていく方法や両替の際のレートの問題、海外でのお金の管理方法、海外送金方法などについて解説しました。

海外生活においては、お金の問題は非常に重要です。これから移住を検討している方は、ぜひとも参考にしてみてください。