転職の提出書類(履歴書・職務経歴書)は志望企業に対して、あなたに代わってあなたをPRする重要な書類です。アクティブシニア(中高年)の転職における提出書類は、年齢が上がるにつれて、その重要度が増してきます。提出するからには、見た面接担当者に“会ってみたい”と思わせるような完成度でなくてはいけません。では、どの様なポイントに気を付けて提出書類を作成したらよいのでしょうか。

今回は、アクティブシニアとしてより良い転職を行うための提出書類作成のポイントを紹介します。

 

1・レイアウトに気を配る

面接担当者として、転職応募者の履歴書を拝見すると何人かは「学業に力を入れたこと」「得意な科目・分野」などと印字してある新卒者用の履歴書に何十年前の学生生活の思い出を記載して応募する方がいらっしゃいます。正直、どんなにそこで良いことが記載されていても、学生時代の事でありあまり興味を惹かれる事はありません。むしろ、志望企業を安易に考え安易に応募してきている感じが伝わってくるので採用する気にはなれません。

履歴書は、転職者用のものを利用しましょう。最近では、文具店などでは「一般用(新卒者用)」「パート・アルバイト用」「転職者用」と記載されたものが多くなってきていますので探しやすいと思います。

また、お勧めのサイズはA4ですが、A4の履歴書を長3封筒に折り曲げて入れる方もいらっしゃいますがこれも感心しません。A4サイズが無理なく入る角2サイズの封筒を利用するようにしましょう。(履歴書・職務経歴書は3つ折りが原則)

この様な心遣いを軽んじる方もいらっしゃいますが、“見て頂きたい”という気持ちを表す行為ですので相手がどの様に思うかを考えながら作成していきましょう。

履歴書や職務経歴書の作成は、「手書き」か「印字か」とよく質問を受けますがシニアの場合は、印字でも構わないと思います。自分の作成しやすい方法で作成しても構いませんが、読み手がどう思うか・自分の想いが伝わりやすいかを考慮して作成する事をお勧め致します。

 

2・職務経歴書のポイント

書き方で最も気を遣うのが、職務経歴書ではないでしょうか。

なぜなら、職務経歴書にはこれといった特定のフォーマットがないからです。

基本的には、インターネットのテンプレートサイトやシニア就労支援機関が使用している職務経歴書のフォームを参考(書きやすく・整理しやすいと感じたらそのまま使用しても構いません)に、自分なりの職務経歴書フォームを作り上げることが必要です。その際の最大のポイントは読み手を意識する事です。

職務経歴書には“自身のキャリア証明書”という役割があり、採用担当者は職務経歴書の中から具体的な職歴や専門性を確認します。直近の職歴から記載するようにして所属企業での部門やポジション、部下の人数どの様な仕事なのか、その仕事で得た成果を数値を取り入れながら記載します。

あまり枚数が多くなると採用担当者が読まない能性もありますので、A4用紙1枚から2枚でまとめることと、書き出しにあなたのアピールポイントを要約した経歴を300文字程度にまとめ、興味や関心を高めるようにしましょう。

職歴は会社名だけでなく会社概要(業界・従業員数・売上等)も記載しより、あなたの経歴を理解しやすいように工夫する事が重要です。

 

3・応募書類の名わき役“添え状”

履歴書や職務経歴書を送付する時につける添え状(送付状・カバーレターとも言います)は、

挨拶状としての役割もあり新卒・既卒に問わずビジネスマナー(社会人の常識)として履歴書や職務経歴書を送付する際には一緒に同封する書類です。サイズは履歴書や職務経歴書と同じサイズ(履歴書はB5・職務経歴書はA4と、主要応募書類がバラバラなのも感心しません。応募書類のサイズは統一しましょう。)で1枚程度にまとめましょう。

添え状には

  • 宛先(志望企業の会社名や部署)
  • 応募の経緯(求人募集をどの様に知ったか)
  • 自分自身のアピールポイント(自分のどの経験が募集職種にどの様に役立つか)を簡潔に記載
  • 必要書類を送付したことと、面接の機会を賜る旨の内容

を簡潔かつオリジナリティの高い文章で(インターネット等の見本をそのまま記載しない)記載していく事を心掛けましょう。

 

4・応募もパフォーマンスの1つ

履歴書や職務経歴書などの応募書類は、「応募先企業が確定してからでないと書けない。」と勝手に考えている方がいらっしゃいます。しかし、シニアの労働市場も競争市場ですので他の方より“一歩でも先んじる”という観点から履歴書(志望動機が記載されていないもの・あるいは業界を意識した志望動機を記載)や職務経歴書は作成しておき、いつも持ち歩くぐらいの心構えが重要です。シニアの転職は、知り合いの紹介や引きという場合も多く、その様なケースでスムーズに話をすすめる為には、相手が紹介や引きを申し出た直後に応募書類を仮提出するくらいの手際の良さがインパクトを与えます。また、応募書類を届ける際も志望企業に出向き郵便受けに投函するパフォーマンスも考慮してみるのも良いでしょう。その際には必ず封筒に付箋で、なぜその様にしたのかの想いを簡単に記載したものを貼り投函するとよりベターです。